院長日記

気付かないところのケア

先日、店舗入口前の紅葉が植えてあるところをキレイにしました。それまでは土の上に白い石が敷き詰められていましたが、店舗を移って10年以上経ちます。気付けば石の数が減ってる!?と思い、草も生えていたためキレイにすることに。

ハッキリ言って、放置しても何も気にならない場所ではありますが、やっぱり元の状態の方が良いです。石が減るってことある??って思いましたが、原因がわかりました。土の中に埋もれていました。「あっ、あの時の…」と今思えば心当たりがありますが、当時は自分では全く気付いていませんでした。
それを取っては、バケツに入れて洗い、草も抜き、土をならして、石を再度撒く。石が足りない部分は新しい石を買って来て補充。自分の中で70点の出来ですが、半日の作業になりました。これを完璧にやろうと思えば、たったこれだけのスペースですが、恐らく一日の作業になっていたと思います。

作業をしていて、人間のお腹の中の話と被るものを感じました。

  • 何か問題が起こるまでは何十年も無関心
  • 見えるところはキレイにしている
  • 見えないところ、目立たないところはそれなりでいい
  • マイナスが積もってからだと、手入れするのも時間がかかる

結局、悪くなってからだと修復するにも時間がかかってしまいます。そして、恐らく100%の状態じゃなくても7~80%でも改善していたら、もう満足してしまう。実際、その時はそれで目的が達成されるため、それでも満足しますが、その積み重ねが将来の差になって現れるんですよね。80%の状態からのスタートで、次、またその80%で良しとすると、80%×80%=64%の状態になります。
植木だったら買い替えればいいですが、体はそうはいきません。定期的なメンテナンスを行えば大幅に状況は変わりますが、「歳を取ったから仕方ない」と自分を納得させることになります。歳のせいだけじゃないのにね。

自分も、暑さを言い訳にナマケ気味になっていましたが、また少し体のための行動も起こそう!そう思えた瞬間でした。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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