院長日記

患者さんの写真はないのですか?

先日、ネットからのお問合せで「いろんな不妊治療のところを見てきましたが、妊娠した方の写真が一枚も無いのが怪しすぎます」という意見をいただきました。気持ちはよくわかります。探す側にとっては多くの人の顔が見えた方が安心できると思います。でも、逆の立場になったらどうでしょうか?

不妊治療は、その性質上、治療していたことをあまり表に出したくないという人が多いです。写真を撮らせてもらった方もたくさんいますが、院内だけで使う約束で撮らせてもらっていますので浜松店の院内にはスタッフと撮った写真をたくさん掲示してあります。静岡店はまだ掲示していませんが、浜松店よりオープンが遅いので、余程たくさん溜まったら掲示しようかなと思っています。そうじゃないと目立ってしまうかな?あまり目立ってしまうとかわいそうかな?とも思います。
そもそも女性は不妊に限らず、自分の写真がネットに載ることに恥ずかしいと言う方が多いです。時々「いいよー」と笑顔で言ってくれる方もいますが、その方が珍しいです。そう言ってくれる方を顔を隠しながらトップページの一部などで使わせてもらうこともあります。

そこで、写真が無くてもなんとか信頼してもらえるように、妊娠した方たちの喜びの声をたくさん集めていこう!ということで頑張っています。写真や動画でも、5件、10件だと場合によっては知人に頼んで作ることもできるでしょう。場合によっては偽装しているんじゃないか?と疑う人もいるかもしれません。グーグルの口コミなどもその院だけしか評価していない(1件しか評価していない)人ばかりだと、この院怪しいな~と私は思ってしまいます。いろんな治療院とも付き合いがありますので、だいたいわかります。
でも、そういう場合は、文章の書き方や字体なども似たようなものが多数あったりします。100件、200件と喜びの声を集めれば、いろんな字体、文章、書き方など、人によって違いがありますので少しは信用してもらえるかなと思っています。そのために、実際にいただいたみなさんの声を写真を撮って、インスタにも載せています。
実は、妊娠してからもツワリが酷かったり出産までは何が起こるかわからないから不安ということで、喜びの声も頂けず、卒業してしまう人もたくさんいます。
あまりプレッシャーを与えるとホルモンが乱れ妊娠・出産に関してマイナスに働くといけないので無理にはお願いしないようにしています。本当は全員に書いてもらいたいですけどね。不妊の場合、妊娠してからもまだまだ不安がありますし、体調不良もよくあります。仕方ないと思います。

そんな理由、経緯があって、今のWEBサイトがあります。まあ、クリニックはそもそも患者さんの写真なんて載せていませんからいいかなーとも思っています。でも、不安にさせてしまうのならば、改善はしないといけないと思います。やることいっぱいあるなー。頑張るぞ!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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