院長日記

適度に使うことが一番長持ちします

先日、拭き掃除をしていて、フッと気付いたことがありました。
今の浜松市中区山下町の店舗で妊活のお仕事をするようになって10年以上経ちます。実は元々カフェの後を治療院として使っています。そのため、使わない食洗器や電気コンロなどの設備があり、水道も治療院としては多く、使わない水道は元栓を占め、蓋をして、普通のデスクとして使用していました。
普通に掃除はしています。でも、普段使用する水道と、使用していない水道の蛇口が劣化の進み具合が違うことに気付きました。

写真ではわかりにくいでしょうか?右の蛇口は少し白いサビ?のようなものが出てきています。同じ年数が経っていても、すでに劣化具合に差が出て来ている…。これくらいなら、まだ磨けば大丈夫ですが、気を付けていたつもりでも差が出て来た。

車や家も、使わずに放置するのは良くないって聞いたことありませんか?普段車に乗らない家庭でも、たまにはエンジンくらいかけてあげないといけない。たまには少し走らせてあげないといけない。タイヤやシャフトなども劣化してしまう。家も、誰も住まないよりは、誰かが住んでいた方が傷まない。たまには空気も入れ替えないといけない。久しぶりに窓を開けようとすればキーキーなる。固まったりサビ付いてくるんですよね。

これって、体の中でも同じことが起きています。しかも、体の中だから見えないところで進行しています。一番わかりやすいのは筋肉でしょう。適度に使っている人は肩こり・腰痛なども起こりにくいし、スタイルも維持できます。骨格筋だけでなく、表情筋も意識して使用したりケアすることで、シワやたるみも減らせます。
そして、これらは筋肉に限った話ではありません。すべての臓器も同じです。子宮も卵巣も心臓も脳も。負担の掛け過ぎは良くないですが、使わな過ぎも衰えてしまいます。適度に使ってあげることが、一番長持ちします。

今回感じたことは、「少し意識しているだけではダメだな」ということ。意識して気付いた時に拭いていても、それでも気付けば差が出てくる。やはり、必ず毎日触れる、掃除する、メンテする、そんな習慣にしないと、良い状態はキープできない。むしろ、特別なことは必要なく、普段触れている(習慣化)だけでも不思議とキレイな状態をキープできるため、その方が楽だし、なおかつ長持ちするな。
見えるところでさえ、気付くのに時間がかかりました。見えない体の中は恐ろしいです。気付いた時には取り返しがつかないことになりそうです。多くの場合は、何か起きてから気付くのが人間です。特別なことはしなくても、ちょっとした意識の違いで、ちょっとしたことの習慣化ができます。それが後々、大きな差となって現れるでしょう。あなたなら何のため何をしますか

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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