院長日記

女性ホルモンの知識がない女性7割

大塚製薬の行ったヘルスリテラシー調査によると、

  • 医療機関を利用していない人が約6割
  • 婦人科検診を受診していない人が約4割

かかりつけの婦人科医の必要性を考える機会すら少ない傾向にある一方で、ちゃんとかかりつけの婦人科医がある人は、自分の健康管理のために検診・治療だけでなく、相談にも行っているとのことでした。(サイトはこちら

  • 女性ホルモンに対して知識がないと答えた人は7割
  • 女性ホルモンの知識の有無で、健康に対する行動が10~20%ほど違ってくる

ちょっとした意識の違いで、知識の差は2倍以上にもなり、「理解」が「行動」にもつながっていると言います。さらに、それが「生活への満足度」にもつながっています。

自分の体のことに興味がある人は、「興味」→「検索」→「理解」→「行動」と移り、行動に移すから当然、体も良い状態を保てて、生活の質も高まるのでしょう。当然と言えば当然ですよね。その意識の高さが、かかりつけ医などの専門家への相談にも繋がりますので、尚更でしょう。
ただ、7割にも及ぶ女性が女性ホルモンに対して知識がないと答えたことには驚きです。女性は健康意識が高いと言いますが、ちゃんと理解しての行動ではない人も多いんだなと思いました。
確かに、お話を聞いていても、「そのサプリは何の目的で飲んでるの?」と聞いても、「良いって聞くから何となく」という答えも多いです。確かに、飲んでプラスに働くでしょうが、「今の○○さんは、どうせ飲むならこっちの方が必要だ」と言うこともしょっちゅうあります。せっかくお金も手間もかけるのなら、より効果的に使ってもらいたいです。

不妊で悩んでいると、まずは不妊治療を開始するという頭になると思いますが、まずは自分の体のしくみを知ることから始めることも良いと思います。妊活に関わらず、自身の体とは一生のお付き合いですからね。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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