院長日記

続・情報過多について

情報量の急激な増加について先日お話しましたが、情報過多についてもう一点。

山ほどある情報の中から、信頼できる正しい情報を自分で選ばないといけない。本当に必要で正しい情報が埋もれている。私はこれがすごくストレスです。

個人で情報を発信する時代。国や自治体などから個人の発信するものまで、大海原の中から自分に合った情報を見つけ出すことへのストレス。情報源の信頼度で言えば、一応、国が発信することが信頼性が高いかな?次いで、自治体や公共機関。それから名の知れた大企業(医療の世界なら大病院)。次いで一般企業(個人病院)、店舗・事務所を構えた専門家個人、一般個人の順ではないでしょうか??

だけど、ネットの世界では、これらも対等なものとして扱われます。どの業界でもマニアックな意見を述べる専門家はいます。その専門家が発表した論文などを引用して、あたかも世界の常識のように発信している個人もいます。信頼性の高い情報よりも、衝撃的な意見を述べる人の方が目立ち、影響されてしまう。そんなこともあります。
情報が多過ぎて、本来必要な情報までたどり着けない。かと言って、国が発信する情報が必ずしも正しいとも限らない。いろんな国がありますし、大人の事情で動く人もいますから。

ちょっと興味を持ってLINEやメアドを登録すると、毎日、山のようにメッセージを送信してくる仕組みにも、私は嫌気がさしています。みんな同じパターンでメールしてきます。おそらく自動で送信してるのでしょう。必要な情報かどうか、振り分けるのにも一苦労。余計なことに時間を奪われ、それこそ脳が疲労します。読まずに削除、または配信停止。そもそも、迷惑メールもあるし。生きづらい世の中だな~と思います。

私は、身元がハッキリわかる人や、何かを背負っている人しか信用しません。大病院の先生は立派です。ですが、個人のクリニックの院長先生もいい加減なことは言えないため信念を持った発言しかしないはず。同じように、事務所や店舗を構えている人も、一国一城の主として、信頼を失わないよう、代表は信念をもった発言をしていると思います(雇われている人が発信している場合はわかりませんけど)。

ただ、実際は、生きていくために無くてはならない情報って、ほとんどないんだろうな~と思います。ホントに必要な情報って、TVや新聞(ネットじゃなく紙の新聞)で目にするし、そうじゃなくても自分で探さなくても周りの人が教えてくれます。ちなみに、ネットの世界も動画や新聞記事を見ることができますが、自分の興味があるものにどうしもて偏ってしまいます。幅広い情報を得るには、テレビや新聞紙の方が広く情報が入り、私はそれも必要だと思っています。知らなきゃ損することって意外とありますからね。
デジタルの仮想空間ではなく、実社会で何人かの深い仲間・友人に囲まれていた方が私は好きです。顔知れた仲間といた方が落ち着きます。どんなにデジタル社会になっても、その本質は変わらないと思います。
遠くの親戚より、近くの知人。オンラインだけの繋がりより、近くの信頼できる人。そう言ってもらえるような人物になりたいです!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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