院長日記

出生前診断について

ヤフーニュースに次のような2つの記事がありました。
新型出生前診断、本格議論へ 地域医院への拡大が焦点
ダウン症の診断で中絶を決断…30代夫婦がそこから「産む」と決めた理由

以前より確率も上がって、クリニックで受けられるのが当たり前になれば、より身近に受けられるかもしれません。静岡市はこういった面では結構恵まれていると思います。
しかし、いろいろ考えさせられます。歳のせいか?こういう記事を読むとすぐに泣けてきます。何が正解かわかりません。

妊活をしていると、時に決断を迫られることは多々あります。仕事について。治療内容について。いつまで続けるか…。夫婦で決めないといけないことがたくさんあります。それぞれの意見をぶつけ合って、時には喧嘩することもあるかもしれません。でも、本気でぶつかり合って、それを乗り越えた夫婦はとても強いです。あまり話し合いもせずに、日々楽しく過ごすこともいいのですが、本当の苦労を乗り越えた夫婦は、やっぱり絆も深いです。(乗り越えられずに別れてしまう夫婦もあるかもしれませんが。)夫婦なんだから、表面だけの付き合いじゃなくて、一度は険悪になるのも覚悟のうえで本音で話し合ってもいいと思います。不妊治療をしている夫婦って、苦労せずに妊娠できた夫婦より絆が深いところも多いのではないでしょうか!?

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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