院長日記

妊活の話はしません

先日、夜、当院の入口付近におじさんらしき人影が見えました。中まで入ってくることはなく、手が離せなかったので対応することはなかったのですが、気付いたらいなくなっていました。
その後、落ち着いてからスタッフに「さっき誰か外にいたよね?」と聞いたら、「知らない」とのこと。えーー、おもいっきり居たじゃん。見たのオレだけ!?
妖精を見たと思うことにしました!
前には、裏口から鳥がバタバタっと入ってきて、出ていった気配も無いのに何処にもいなくなった不思議な体験もしました。私の気のせいだったのか?
たぬきが来たこともあります。これは幻覚ではなくハッキリ見たのですが、街中からそれ程遠くないこの場所で、どこから来たんだろう??そんなこともありました。

時々、そんな変わったことが起こります。ただ、決まってそんな時期って良いことが起きている気がします。妊娠が続いたり、個人的に良いこと起きたり。確かに最近、陽性報告も頂いています。なんだか楽しみになってきました!

さて、本題に入ります。
クリニックにもよりますが、不妊治療を始める際、まず不妊カウンセラーとのお話から入ることもあります。現状把握と悩み相談。悩みを聞いてもらえることはとても大事なことです。でも、カウンセラーや医師の言葉に不安になったり不信感を抱いたりすることもあります。
現場で不妊治療の現状を目の当たりにしている治療側と、そこまで知識のない患者側。両者の立場の違いから起こる認識のズレがあります。そこで病院からの一言にショックを受けてしまう。そんな感じでしょう。病院側も多くの人を見てきて忙しいし、いい加減なことも言えないため、ハッキリと物事を言う印象があります。
不確定要素の多い妊活です。本来なら不安を無くす必要があります。怒りや不安などのネガティブな感情はホルモンに大きく影響します。リセットでも無責任に「絶対、大丈夫」とは言いません。発言には責任を持っています。ただ、今出せる最大限の効果を発揮してもらうため、なるべく笑顔で話してもらえるような会話をするように心掛けています。実は妊活に関する話題は必要最低限しかしていません。考え過ぎないためにも、気が紛れるためにも。
もちろん、妊活のことでも疑問があればドンドン聞いてください。それなりの相談経験ありますので。病院で時間が無くて聞けないようなこと、直接病院には聞きずらいことなど、親身にお答えします!

楽しい時間を過ごすことがホルモンにとって一番いいこと。楽しい時間を過ごしながら、必要な時には専門的なアドバイスも聞けて不安を払拭できる。そんな相手、場所を見つけることが妊娠への一番の近道です。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。