院長日記

NHK あしたが変わるトリセツショー より

先日、NHKでやっていた「あしたが変わる トリセツショー」という番組。初めてみたのですが、”いいじゃん”と思ったので共有したいと思います。

私が見たのは「腹痛」の回のトリセツ(取扱説明書)ということで、特に「過敏性腸症候群」についての内容でした。私が以前に「脳腸相関」の話とともに、この院長日記にも載せていた過敏性腸症候群。これが妊活とかなり被る部分があると思い、以前にも触れたのですが、TVでも紹介されていたので再度触れておきます。

  • 20代~40代に多い
  • 検査を受けても腫瘍や炎症などの異常が見当たらない
  • 悩みや不安などがきっかけで、脳からストレス関連物質が放出される
  • 大腸に伝わり、腹痛がストレスとなり、悪循環
  • 腹痛の原因がわからないと不安がさらに増大してしまう

これが、大腸ではなくて子宮や卵巣などの婦人科系の臓器なだけで、妊活にも全く同じ流れが起きています。
今回の場合は、検査画像を見ておなかの状況を知ることで、ストレスが減り、治療に繋がると医師が話しています。VTRに出演していた医師は一人に数十分かけて診察しているとのことでした。それが治療の第一歩!

不妊治療のクリニックで時間をかけてじっくり診察してくれるところは、正直少ないと思います。混んでるから仕方ないのかな?とも思いますが、不安を取り除くことができれば妊娠へ向けて大きく前進すると思います。クリニックの治療成績も上がるのでは?リセットではみなさんの不安を減らすことを常に意識しています(ただし、根拠のない励ましはしません)。浜松の不妊でお悩みの方の心の支えになることを目標にしています。

過敏性腸症候群の症状の改善法が紹介されています。まずは「動」的な対策として、適度な運動。やはり運動は大事です。私が普段みなさんに言ってることと同じことを話していました。
もう一つ、「静」的な対策として、自律訓練法。自律神経のバランスが整い、症状が減ることが期待できるといいます。詳細はNHKのサイトやNHKプラスをご覧ください。(NHK「腹痛のトリセツ」ページへ
これらの対策は不妊にも有効だと考えます。ただし、はっきりした原因が隠れていることもあります。一度はクリニックを受診することをオススメします。
最近始まった番組かと思ったら、もう何か月か経っていて、過去の放送分もまとめてPDFファイルがダウンロードできるようになっていました。妊活に限らず、みんなが興味ありそうなところだけ印刷しておきました。ファイルしたものを院内に置いておきます。

体質改善も数値化、画像化できるものがないか?ずっと探しています。最近、一つ気になるものが出てきたので、それでみんなの今の体の状態を示すことができたら、画像を見せながら時間をかけて説明して…ということができるかもしれないと考えています。導入するには、信頼性・信憑性の問題があるので、じっくり検討しないといけませんが、それがワクワクして、楽しくもあります。進捗があったらまた載せたいと思います。

不妊治療とは別に、家でできること。上記の2つの対策は妊活にも有効です。ぜひ行ってください!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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