最近、政府に「N分N乗」案のお話が出ていることをご存知ですか?知らない人には「何の話?」って感じでしょう。みんなに関係する税金の話ですよ。
少子化対策の一環としてどうか?と話が出てきました。フランスで一定の効果があったため、日本も導入を検討しようという話です。
簡単に言えば、世帯の人数が増えるほど税金が安くなるというもの。つまり、子供を産むと税金が安くなる。それを子育て費用に回してね、ということ。
導入に向けて、やはり問題点もあります。現状の制度では、高所得者の方が税率が高いのですが、N分N乗案では高所得者の税金が安くなる?共働き、片働きにもよりますが、高所得者の方がメリットの享受が大きいとのこと。それに伴って、税収も試算では4~5兆円減るとのこと。他にも、子供手当などの各手当・控除の問題もあるようで、まだまだすんなり導入されるとまではいかない様子でした。
私としては、高所得者がどうであれ、自分の税金が減ってくれればうれしいです。ただ、国の税収が減れば、必ず違うところにシワ寄せが来るでしょう。それだと意味が無い。
日本は、最低税率の人が6割を占め、その世帯にはメリットはあまりないとのこと。それこそ意味が無いような…。良い落としどころが見つかるのかなぁ。過度に期待しないで、でも今後のニュースに期待します!