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院長日記

妊活はストレス?

妊活自体をストレスに感じている人は多いです。また、妊活していることを恥ずかしく思い、周りに話せないという人も未だに多くいます。昔に比べたらだいぶオープンになってきたとは思いますけどね。
不妊治療も進んでくると病院へ行く回数なども増えてきます。そうすると、仕事をしている人なら半日お休みして病院を受診したり、それによって周りに迷惑をかけていることに対してストレスを感じている人もいます。

仕事を優先するなら困ると思いますが、妊活を優先するなら仕方ないのでは?と思います。その状態でも仕事が回っているなら問題ないとも思います。ただ、迷惑かかりそうな人がいれば、その人には妊活中であることを公表しておいた方が、理解者がいるだけでも少しは気持ちが楽になります。

不妊に悩む夫婦は今では決して珍しくありません。私はそもそも恥ずかしいことでも何でもないと思っています。「周りの人がみんな苦労せずにどんどん妊娠しているのに、どうして私ばかり…。」と嘆く人もいますが、周りも全員妊娠しているわけではないでしょうし、妊娠している人でも、見えない努力をしているかもしれません。そもそもまだ結婚していない人だっているでしょう。
人には誰でも悩みがあります

  • 太りやすい体質、太れない体質
  • 背が低い、背が高すぎる
  • 髪が薄い
  • 天然パーマ
  • サイズが合う服がない ・・・その他さまざま

容姿や身体的な悩みだけでなく、人それぞれ、全てを書き出すことが困難なくらいいろんな悩みがあります。誰でも1つや2つ必ずあります。なかなか妊娠できないことも、それらの悩みの中の1つだと思います。
髪が薄い人が、育毛剤や植毛、カツラなど、他の人がしなくてもよい努力を見えないところでしています。天然パーマの人が、他の人が朝の準備を10分で済ますところを30分、1時間髪型セットに時間をかけているかもしれません。みんな、周りが気付かないところで見えない努力をしています。
ただ、同じ状態の2人でも、人によってそれを気にしてストレスに感じるか、受け入れて気持ちをスッキリさせるか、考え方次第で気持ちや行動が違ってきます。

私は、今自分の周りで起こっている出来事は全て受け入れるしかないと思っています。それを受け入れたうえで、今できることをやるだけ。「時間」は誰もが平等に与えられています。自分の優先順位に従って行動すれば、時には何かを犠牲にしないといけないかもしれません。「時間」は限られていますから、仕方ありません。すべてを手に入れることは難しいです。でも、優先順位の高いもののために行動していれば、それの結果は、おのずと付いてきます。

「なんで私ばかり…」ジャンルは違えど、誰でもそんな悩みを持っています。恥ずかしくもないし、珍しくもないです。ストレスに感じることなんてありませんよ!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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