院長日記

暗い気持ちの決断は間違い

日々生活していく中で、人は、大小さまざまな”決断”をくだします。
「今日の晩ごはんは何にしよう?」
そんな日常の悩みなら、どんな結論を出したとしても人生に大きな影響もなく、誰も文句は言いません。
「プロポーズされたけど、結婚どうしよう?」
そんな悩みは、結論によって今後の人生にも大きく関わってきます。
小さな悩みはなんとかなるとして、大きな悩みを抱えた時、みなさんは何を基準に決断しますか?

決断

少し昔の記事ですが、精神科医の名越康文先生は「暗い気持ちで下す決断は100%間違っている(東洋経済オンラインの記事リンク)」と仰っています。大きな決断をするときは、気持ちも不安定な状態が多く、その時に下す決断には注意が必要だと言います。
大抵の場合、結婚や就職など大きな決断を下すときには、それまでの状態・それまでの自分の居場所(名越先生は「群れ」という言葉を使っています)を抜け出し、新たな環境を作り出さないといけません。そこに不安やプレッシャーを感じます。その状態では間違った決断を下すと言います。
では、どうしたら良いか?答えは簡単で、その群れから一度抜け出せばいいとのこと。気分転換などです。

今の環境から一度抜け出さないと、冷静な判断はできないということですよね。恋愛と一緒ですね。傍から見ればおかしい、間違っているとすぐにわかるのに、中にいる本人はなかなかそれに気付けない。その環境下における考え方から抜け出せないんですよね。

変わりたい。あるいは変わらなきゃいけない。そんな時は大きな決断が必要になります。「大きな決断をするときには、気分転換をしてから結論を出したほうがいい!」
変化に対する不安もあって、悩んでいるときは、冷静な判断ができなくなっています。少し長めの休暇を取ったり、小さな変化(小さな決断)から始めてみたりするのもいいと思います。少し環境を変えることで見えてくるものもあります。

そして、周りにばかり目を向けず、もっと”自分”に目を向けると決断もしやすくなります。利用者さんとLINEのやり取りをしていて思ったことですが、みんな、”時間、お金、プライド、周りの目”などに縛られすぎ!もっと自分らしく、自分に素直になれば、気持ちが楽になってうまく回り出すのにな。

話がガラッと変わりますが、最近、私はYou Tubeを始めました。文字に起こすとすべてをうまく伝えることが難しく、今回もなんだかうまくまとまらない話になってしまいました。こんな時、動画の方が伝わりやすいかな?雰囲気なども動画の方が伝わるかな?そう思ったのが一つ。そして、「時代についていかないといけない」ということも一つありました。
もともとYou Tubeはほとんど見ていなかったため、どんなものか理解するところから始まり、動画撮って、編集して、思った以上に苦労しています。人と話をするのは好きですが、レンズに向かって話をするのがまた難しい。一人で一方的に話し、変な間や呼吸があって思うようにいきません。
でも、ワーワー言っても始まらないので、初めは下手でも、とりあえずアップしていこうと思っています。新しい環境に自分を投入したわけですね。しばらくはトークも編集も下手ですが、そのうち慣れてくることを期待して、目標立ててやり始めました。一先ず、100本アップするぞ!

できれば私も極力やりたくないです。新しく始めることは大変です。でも、時代についていかなければならないし、「こうしたら妊娠できる」というフローにも自信があるので、それを訴えかけて静岡の妊活に対する考え方を変えていきたいという想いもあるため、やらなきゃいけないと思って取り組んでいます。下手なトークのYou Tubeも見守っててください。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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