院長日記

妊娠22週未満は救えるか?

先日、NHKの朝の番組で妊娠22週未満は救えるか?というテーマで特集していました。家を出ようかと思ったときに、まさか朝からこんな特集をしていると思わなかったので驚きました。結論から言うと、9割以上は救えるが、3割ほどに重大な障害が残るというデータがあるとのことです。

日本産科婦人科学会では、妊娠22週以降の死亡胎児の出産を死産とし、それ以前は流産としています。一方で、法律上は厚生労働省が妊娠12週以後の死児の出産を死産としています。
こういう話は解釈が難しいため、ここではあまり意見は述べません。中絶に関しても議論があって難しいところです。医学的には救える命ですが、重大な障害が残る可能性があると言われたら自分ならどうするでしょう?
なかなか妊娠できずに悩んでいる人もいれば、こういったことで悩んでいる人もいるのです。無事妊娠し、元気な子が生まれることがどんなに奇跡的なことで、幸せなことなのか?つくづく考えさせられます。
歳のせいか?最近、より一層、涙もろくなってきました。朝から泣けてきます。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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