院長日記

妊娠菌ってあるの?

不妊治療をしていてよく聞く言葉の一つに「妊娠菌」というものがあります。正直なところ、妊娠菌って何??って感じで、理系出身の私には理解できません。若いころの私なら「そんなものあるわけないじゃん」と答えていたと思います。
でも、歳を重ねていろいろ勉強し、東洋医学などにも触れてくると、理論だけでは証明できない、よくわからないことは現実として起きています。難しい理論ではなく、結果を重視するようになってからは、こういうものも少しは理解が出てきました。

「菌」としては当然ありませんが、考え方を変えて違う角度から見ていきますと、一つ、「運」は伝染すると思います。
人は環境によって性格なども形成されます。家庭環境や学校での環境、職場環境などです。真面目なグループに入れば友人と一緒に勉強しますが、悪いグループに入れば遊びまくるか?場合によっては犯罪に手を出すかもしれません。
男女の場合は、付き合う相手にも影響を受けるでしょう。元々はインドア派だったけど、旦那の影響でキャンプにハマった!とかね。ジュビロファンだったけど、静岡市へ来たらエスパルスファンになったという人もいるかもしれません。そのように、付き合う仲間によって人は結構影響されています

そして、運に話を戻します。そもそも「運」と言うものも存在するのか議論になるところだと思いますが、私は運は自分が引き寄せるものだと考えています。幸運も不運もです。
日頃の行いが良く、謙虚な人はそもそもちょっとしたことに幸運だと感じるでしょうし、やはり、そういう人へは不思議と良いことが集まってきます。
そして、運が良い人と常に一緒にいれば、口癖や考え方が似てきます。そうすると行動も似てきます。考え方、行動が似てくれば、同じ様な環境を引き寄せて、同じ様な出来事が起きてきます。結果として、運が良い人の近くにいると、自分にも運が向いてくると思います。
近くに妊娠した人がいるということは、良い環境が近くにあるとも考えられます。それを自分で引き寄せられるかどうかではないでしょうか

私は静岡県浜松市で接骨院から始めました。朝に朝礼を行いますが、発声練習で「おはようございます」などの挨拶から始まります。でも、どうせ声を出すのならプラスな言葉を発するようにしようと、「ついてるついてる!」「絶好調!」などの言葉も毎朝声出ししていました。
新人のころはみんな初めは恥ずかしがっていますが、そのうち口癖のように、何かあると「おっ、ついてるついてる」と自然と出てきます。小さな幸運でも「よっしゃ!絶好調!」と叫んでいれば、本当にツキが向いてきます。「言霊(ことだま)」って言うんですかね。本当、不思議です。

妊活をしていてネガティブになってくると、言葉も無意識のうちにマイナスな言葉が増えているでしょう。マイナスな言葉よりもプラスな言葉を発するよう、意識して生活してみてください。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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