院長日記

人工卵管法というもの

こんな記事を見つけました。

人工卵管法というもの。顕微授精がダメだった夫婦に行ったところ、2割は妊娠できたと言います。簡単に言えば、基本は体外受精ですが、受精を行うシャーレに工夫を凝らして、少ない精子でも行えるとのこと。私の解釈が間違っているといけないので、詳細は記事を読んでください(人工卵管法については11/11の記事で解説されています)。
難しい研究というよりも、アイデアで妊娠率を上げた感じです。ちょっとした工夫で改善されることって世の中意外とあります。不妊治療に関しても例外ではないですね。

ただ、結びでも述べられていましたが、精子が卵子に入る力や卵子が受け入れる力(いわゆる「受精」自体)は、自然妊娠となんら変わりありません。そして、その後の受精卵の成長に関しては誰も手伝ってくれません。力が及ばなければ胚発生は止まります。最終的には、精子、卵子の質も大事だとのこと。
そうですよね、と思いながら読み進めました。それでも、こうやって不妊治療も進歩していくんだな~と感じました。静岡市でこういったことを行っているところは無いのかな?でも、数年後には体外受精の主流になっていそうな気がします。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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