院長日記

不妊治療するなら早いほうが良いって言うけど…

今まで頑張って突っ走って仕事してきました。一旦落ち着き、整理し、強固なものにしていくために時間を使おうと、時間の使い方を変えたことで、視点が変わることで得られるものが出てきました。良い変化だったかなと思います。自分を見つめ直す時間も必要ですね。
最近は朝ドラを見ることが一つの楽しみです。今は戦争中〜戦後の話になってきました。戦争中はイロイロ制限されて、自由がなく、やりたいことが好きなようにできない状態でした。早く終わって解放されたいという気持ちもきっとあったと思います。なんだか、今のコロナ禍と重なるものを感じました。
昨年から続く状況にストレスが溜まりますが、戦時中に比べたらカワイイものだなとも思います。数十年に1度は、こんな時代がくるんでしょうね。そして、こういう人類のピンチの時に技術は進化し、生活も一変します。大きな時代の変化の時だと思います。それに付いていかないといけません。考え方なども変えないといけない場面もあるかもしれません。柔軟な生き方をしていきたいと思います。

さて、静岡店も移転して早3ヶ月が過ぎました。先日、近くのOLさんが訪れ「いつから始めましたか?」と聞かれ、つい最近と思っていたのが、もう3ヶ月経過していたことに気づきました。早い!私が女性なら、この間に3回排卵していたことになります。人生で限られた回数しかないうちの3回のチャンスをあっという間に経過していたことになります。
妊活は少しでも早い方がいいとよく言われています。ホルモンの関係であったり、それに伴う卵子の質の問題であったりします。それらの理由はよく知られていますが、歳とともに月日が経つのが早いということもあります。
30代後半から40代にかけては、仕事をしていても少し責任のある立場になっていたり、人によっては仕事が楽しくなってくる時期でもあると思います。そうすると、どうしても仕事優先になりがちです。最近は特にそれを感じています。みんな仕事が好きだな〜。
あとは、少しでも早い方が心にゆとりもあります。差し迫った方が人間は一生懸命になりますが、妊活に限っては一生懸命過ぎると逆効果な場合もあります。年齢(=残りの卵の数)が差し迫る前に、心にゆとりがあるうちから行動に移した方が良い結果ににも繋がりやすいと思います。ただ、静岡市民はのんびり気質なのか?一生懸命な中にもどこかのんびりな方もいて、難しいところでもあります。

妊活世代は、やることも多く、体も徐々に老化が始まり、お金もかかる世代でもあります。それらに流されずに人生設計をして、幸せな人生を過ごしてもらいたいです。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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