院長日記

タンパク質の必要性

リセットではタンパク質を摂取することを勧めています。タンパク質(プロテイン)は、以前はボディビルダーのような体を鍛えている人が摂取するものというイメージがあったかもしれませんが、最近は健康業界でもよく摂取の必要性が言われています。そのため、ウチとしても勧めやすくなったのですが、それでも葉酸などに比べると摂取してくれる人は圧倒的に少ないです。

少し前に写真のような雑誌が発売されていました。筋肥大(筋肉ムキムキ)のための摂取の仕方やトレーニングの内容などが中心ではありますが、中には妊活中のみなさんにも関係するような内容も少し載っています。一部抜粋します。

「カラダだけではない。ココロにもタンパク質が必須」
タンパク質はカラダを作る材料になるだけではなく、身体機能を調整するホルモンの材料にもなることはすでに述べた通り。各種ホルモンの中には、メンタルに重要な影響を及ぼすものもある。その代表的なものが脳で生成されるセロトニン。ストレス対処に役立つホルモンで、自律神経のバランスを整え緊張や不安を促すノルアドレナリンなどのホルモンを抑制し、メンタルを沈静化させるという役割を果たす。〜(トリプトファンの話は一部省略)〜つまり、緊張や不安を解消し、質のいい睡眠をとるためにはトリプトファンが不可欠ということ。トリプトファンを豊富に含む乳製品や大豆製品などのタンパク質食品は、不安を感じる時こそ積極的に摂りたいもの。カラダだけでなくココロにもタンパク質の支えが必須である。
株式会社マガジンハウス「Tarzan特別編集 カラダに効く、タンパク質」P9より抜粋

トリプトファンの話は当院でオススメしている健康補助食品FePのチラシの中にも載っています。朝摂取することで、トリプトファンからセロトニンが生成され、夜にセロトニンがメラトニンに変換されて、睡眠の質を向上させます。それによって生活リズムが整うことで、生体リズムもつくられます。

この本には、目的別のプロテインの選び方、摂り方も掲載されています。体をムキムキに鍛えたい人、美容的なボディメイクの人、ランナーのような疲労を残したくない人、など、目的によって摂りたいプロテインも変わってきます。
鍛えている人は、よく動物性のホエイを好んで飲むと思いますが、ソイにはソイの利点もあります。「ソイで脂肪燃焼を促す成長ホルモンが分泌(p21)」という記事も載っています。成長ホルモンは単に身長が伸びるという話ではなく、若さを保つためにも必要なホルモンになります。また、成長ホルモンは、脳の視床下部から脳下垂体へ刺激が伝わり分泌されますが、性ホルモン(エストロゲンなどの女性ホルモン等)も同様の流れで視床下部から脳下垂体、生殖器へと刺激が伝わります。このルートの刺激が起こることは、直接的な関係はなくともポジティブな影響を受けるのではと推測しています(あくまで私の推測です)。少なくとも若さを保つためにはプラスに働きます。健康補助食品の「FeP」はこれらのことも考慮して作られています。(FePのチラシはこちら

妊活中の方は、葉酸だけではなく、ぜひタンパク質の摂取もお願いします。詳しくは、FePのチラシを参考にしていただくか、またはリセットスタッフまでご質問ください。タンパク質については、Tarzanさんの雑誌もぜひお読みください。

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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