院長日記

あなたは今、どの段階ですか?

妊活スタートは自然妊娠なら32歳・体外受精なら36歳がギリギリという厳しい現実【専門医】

最近はこんな妊活の記事をよく見かけます。この記事の内容ももちろんですが、今回はみなさんのコメントにも注目してもらいたいと思います。

全国には同じ悩みを抱えている方がたくさんいます。不妊治療を始めて〇年、体外受精を何回も行っている人もいますし、妊活始めたばかりで、まだ病院へ通っていない人もいます。我が子に対する想いもさまざまで、どうしても欲しい人もいれば、なんとなく欲しい人もいます。年齢もさまざまです。
そういったそれぞれの状態において、それぞれの段階があって、その人たちが不妊治療中として一つに括られて、こういった記事のなかでそれぞれの意見を述べています。

  • 自分の経験から「こうした方がいいよ」と言う人
  • 社会情勢と交えて分析したコメントをする人
  • 記事の内容を素直に聞き入れている人
  • 「知ってるわ!」と愚痴る人
  • 年齢だけじゃないなどと自分の考えを述べる人

それぞれの立場からの意見になります。
不妊治療歴が長い人、年齢的に差し迫っている人などは、焦りやイライラから「知ってるわ」となるかもしれませんが、まだ始めたばかりの人にとっては心に刺さる人がいるかもしれません。段階が違う人全員に共感してもらうことは難しいです。私もこうした記事を書く際には、批判も覚悟しながら「この記事を読んで一人でも行動に移して結果を出してもらえたらいいな」という想いでいつも発信しています。

人によって置かれた状況が違うため、周りと比べても仕方ありません。自分の周りで妊娠した人が出ると焦りが増してしまうかもしれませんが、上記リンク先のコメントを見て、いろんな人がいて同じ想いで頑張っている仲間もいるなと言うことをわかって欲しいです。
思い詰めてしまうと心の不健康に繋がります。心の不健康は体にも影響します。自分の体のためにも周りと比較せずに”自分”に目を向けてください。初めは難しいかもしれませんが、意識してトレーニングすればできるようになりますよ!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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