院長日記

自律神経をコントロール

今朝、テレビでやっていたコロナ不眠による悪循環。リセットへお越しの方でも、最近、寝つきが悪いという方がいたなーと思い出しました。
「コロナの脅威に立ち向かおう(頑張ろう)と交感神経が高まる」→「先が見えないストレス」→「普段気にならないこともストレスに」→「交換神経高まる」の悪循環。消毒やマスクのストレス、テレワークのストレスもあると言います。わかる気がします。

時々、誤解している方がいますが、交感神経の高まりは決して悪いことではありません。適度な緊張状態も時には必要ですし、それによって血流が高まり温まるということもあります。ただ、ずっと交感神経ばかりが優位に働くことがよくないのです。副交感神経とのバランス。気持ちを休める時間も必要なのです。そのバランスの乱れが自律神経やホルモンの乱れに繋がり、不妊にも影響してきます。

テレワークのストレスなどは、仕事を時間で区切ったり、仕事の基準を下げたりすると良いと話していました。テレワークに限らず、専業主婦でも家事を含め、仕事はどうしても仕事内容の切りの良いところまで頑張りがちです。仕事内容で区切るのではなくて、時間で区切ることは一つの対策になりそうですね。

今朝、別の番組(NHKのチコちゃん)でも、眠いときに目を擦ることでミュラー筋を刺激し脳が刺激され、交感神経が緊張することで心拍数が上昇し、他の筋肉も覚醒するとやっていました。結果として体温が上がるそうです。
そして、それと同様の効果があるのが「上を向くこと(顔じゃなくて眼球の動き)」「歯を食いしばること」だと言います。と言うことは、「(本を読むなど)下を向いてて眠くなってくる」のは交感神経の緊張を抑えることができて、逆に副交感神経が優位になってくるのかな。本屋で立ち読みしているとトイレに行きたくなるのもその一つと言っていました。なるほど!
と言うことは、交感神経が働いているときは、うつむいて心を落ち着かせる。体温を上げたいときは、上を向く。使い分けるといいかもしれませんね。(ホントかな?)はっきりした原因がない場合の不妊は、ストレスや考え過ぎ、脳疲労などが原因の一つにもなっていると思います。上を向くか、下を向くか、とても簡単です。簡単にできることは、なんでもやってみてください。

元気がない時に胸を張って顔を上げるのも、元気になるための一つの手段です。深呼吸をしたり、大きく伸びをしたり。気持ちによって姿勢が変わる。逆に姿勢によって気持ちをコントロールする。似てる話かもしれませんね。
自律神経は本来はコントロールできない神経です。だから”自律”です。だけど、工夫することによって間接的になんとかできる可能性はあります。簡単なことなのでやってみてください!

鈴木 清文

鈴木 清文

静岡県浜松市出身。 浜松西高理数科卒業後、大学進学、就職と、流れに任せて時間だけが経つ。生きがいを見つけられず、自分らしい生き方を考え退職。柔道整復師資格を取得後、接骨院を開院。同時に自身夫婦の不妊に対し、何ができるか考え始める。 現在、不妊に悩む夫婦のためにできることを様々な角度から考え、「クリニックで行わないアプローチをなんでも取り入れよう」と日々考察中。患者さんと病院の架け橋役を目指し、これまで200件以上の夫婦に笑顔をお届け。日本生殖医学会会員。 好きな言葉 <夢・生きがい・妄想・まずやってみよう!>

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