「子供が欲しいけど、不妊治療は費用がかかる…浜松市には不妊治療の助成金は無いの?」
浜松市で不妊治療を検討している方の多くが、費用面の不安を抱えているのではないでしょうか?
実は、浜松市では治療費の負担を軽減するため、助成金制度を設けています。
しかし、「どんな治療が対象なの?」「いくらもらえるの?」「申請はどうするの?」など、制度について詳しく知らない方も多いはず。
そこで今回は、浜松市の不妊治療費助成制度について、対象治療や助成額、申請方法などを分かりやすくまとめました。
この記事を読めば、浜松市の助成制度を最大限に活用し、安心して治療に臨めます。ぜひ最後までお読みください。
浜松市の不妊治療の助成金 概要
浜松市では、経済的な理由で不妊治療を諦めずに済むよう、治療費の一部を助成しています。
助成対象 : 保険治療による体外受精・顕微授精と併せて「先進医療」による不妊治療を受けられた夫婦
助成回数 : 回数の定めは記載されていません。
これらの助成を受けるには、居住や市税の完納などの要件を満たしている必要があります。
浜松市の不妊治療助成金 対象治療と助成金額は?
保険診療で行う体外受精や顕微授精と一緒に受けた、先進医療にかかった費用。
不妊治療における主な先進医療
- 子宮内膜刺激術(SEET法)
- タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
- 子宮内膜擦過術(子宮内膜スクラッチ)
- ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICSI)
- 子宮内膜受容能検査ERA / ERPeak
- 子宮内細菌叢検査(EMMA / ALICE)
- 強拡大顕微鏡を用いた形態学的精子選択術(IMSI)
- 二段階胚移植法
- 子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査)
- 膜構造を用いた生理学的精子選択術
- 不妊症患者に対するタクロリムス投与療法
- 着床前胚異数性検査
先進医療について、詳細はこちらのページをご覧ください。厚生労働省「先進医療の各技術の概要」
助成額 : 申請1回につき、費用の7割(最大5万円)
助成金を受けられるのはどんな人?
以下の条件を全て満たす夫婦が助成金の対象となります。
- 先進医療の治療を受け、令和6年4月1日以降に治療が終了した方
- 法律上又は事実上婚姻関係にある夫婦
- 浜松市に在住し、浜松市税を完納している方
申請方法をステップ別に解説
助成金は、治療費を支払った後に申請し、認められれば後日指定口座に振り込まれます(償還払い)。
ステップ1. 申請書類を入手:
- 浜松市のホームページからダウンロード(浜松市サイトはこちら)
- 下記リンクからダウンロード
ステップ2. 必要書類を準備:
- 不妊治療費(先進医療費)支援事業費補助金交付申請書
- 不妊治療費(先進医療費)支援事業受診等証明書(治療を受けた医療機関が作成したもの)
- 医療機関発行の領収証
- 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)(原則として、申請日から3か月以内に発行されたもの)。法律上婚姻している同一住所の夫婦は省略可。
- (事実婚関係にて申請される方のみ)事実婚関係に関する申立書
①申請書と②病院で作成してもらった証明書と③領収証の3点が基本となります。
ステップ3. 申請書類を提出:
- 窓口へ直接提出
浜松市の不妊治療助成金 申請場所や申請期限
申請場所
浜松市役所健康福祉部健康増進課
〒432-8550 浜松市中央区鴨江二丁目11-2
電話番号:053-453-6117
ファクス番号:053-453-6133
○担当窓口
・中央健康づくりセンター
中央区役所内/電話番号:053-457-2890
東行政センター内/電話番号:053-424-0125
西行政センター内/電話番号:053-597-1120
南行政センター内/電話番号:053-425-1590
・浜名健康づくりセンター
浜名区役所内/電話番号:053-585-1171
細江健康センター内/電話番号:053-523-3121
・天竜健康づくりセンター
天竜保健福祉センター内/電話番号:053-922-0075
申請期限
- 治療終了日の属する年度内(4月始まり)
- 治療終了日が1月から3月までの場合、治療終了日から90日以内
浜松市の不育症の助成金
保険適用外の不育症治療に最大24.5万円の助成制度もあります。(助成率7/10)
詳しくはこちら「浜松市:不育症治療費の助成」
助成金制度活用で治療費負担を軽減しよう
浜松市の不妊治療費助成制度は、経済的な負担を軽減し、安心して治療に臨めるようサポートする制度です。
助成を受けるには、条件や申請方法などを事前に確認しておくことが重要です。
本記事を参考に、浜松市の助成制度を有効活用し、治療を継続していきましょう。
その他、知っておくと役立つ情報
- 助成の対象となる医療機関は、浜松市から指定を受けた医療機関に限られます。該当する医療機関については厚生労働省「先進医療を実施している医療機関の一覧」を参照してください。
- 申請内容に不備があると、助成金が支給されない場合があります。申請期限などには注意しましょう。
- 治療費が高額になる場合は、医療費控除の制度も活用しましょう。
- 個人で加入している医療保険で先進医療特約などに加入している場合は、そちらから保険金がおりる場合もあります。確認しましょう。
浜松市以外の不妊治療の助成金(磐田市、袋井市、湖西市など)
他の市町でも静岡県から同様の助成金を受けられます。浜松市、静岡市などの政令指定都市は市が窓口となり、その他の市町は県が窓口となります。磐田市、袋井市、湖西市などにお住まいの方は静岡県のサイトを参照してください。(静岡県のサイトはこちら)
また、浜松市、静岡市以外の市町にお住いの方は、各市町で独自の助成制度を設けていることが多いです。その場合は、年齢、回数などに制限があるところがほとんどです。保険適応以前の不妊治療助成金と同程度の条件であることが多いため、必ず事前に確認してください。
磐田市の不妊治療助成金
- 保険適用の人工授精、体外受精等ともに、自己負担分の最大8万円を助成されます(ともに助成率10/10)
- 先進医療と併用する場合は最大18万円を助成されます
- 40歳未満の場合、43歳になるまで1子ごとに6回。40歳以上の場合、43歳になるまで1子ごとに3回。
- 先進医療の助成金申請を行う場合は、静岡県の申請を先に行ってください。
- 別途、保険適用外の不育症治療に最大24.15万円の助成制度もあります。(助成率7/10)
磐田市の不妊治療費助成制度はこちら
袋井市の不妊治療助成金
- 保険適用外の体外受精等に最大10万円を助成されます。
- 40歳未満の場合、43歳になるまで1子ごとに6回。40歳以上の場合、43歳になるまで1子ごとに3回。
- 保険適用とともに行う先進医療の場合は静岡県からの助成制度を別途利用可能なこともあります。
- 別途、保険適用外の不育症治療に最大24.15万円の助成制度もあります。(助成率7/10)
袋井市の不妊治療費助成制度はこちら
掛川市の不妊治療助成金
- 保険適用外の体外受精等に最大10万円(男性不妊は7.5万円)を助成されます。(助成率1/2)
- 一年度につき2回まで(初年度は3回まで)、通算10回まで助成されます。
- 助成の期間は通算5年間
- 保険適用とともに行う先進医療の場合は静岡県からの助成制度を別途利用可能なこともあります。
- 別途、保険適用外の不育症治療に最大24.15万円の助成制度もあります。(助成率7/10)
妻の年齢制限に関する記載は見当たりませんでした。また、人工授精に関する助成金のページもありますが、「令和6年3月31日までに受けたものまでで、助成受付終了となります。」との記載があり、ここでの紹介は控えました。これらは直接確認した方が良さそうです。
掛川市の不妊治療費助成制度はこちら
湖西市の不妊治療助成金
- 保険適用外の体外受精等に最大10万円を助成されます。
- 40歳未満の場合、43歳になるまで1子ごとに6回。40歳以上の場合、43歳になるまで1子ごとに3回。
- 保険適用とともに行う先進医療の場合は静岡県からの助成制度を別途利用可能なこともあります。
- 別途、保険適用外の不育症治療に最大24.15万円の助成制度もあります。(助成率7/10)
湖西市の不妊治療費助成制度はこちら
森町の不妊治療助成金
- 保険適用外の不育症治療に最大24.15万円を助成されます。(助成率7/10)
- 治療開始時の妻の年齢が43歳未満です。
- 保険適用とともに行う先進医療の場合は静岡県からの助成制度を別途利用可能なこともあります。
森町の不妊治療費助成制度はこちら
注意: この情報は、2024年11月現在のものです。助成金の制度はよく変わります。最新の情報は、必ず各市町のホームページ等でご確認ください。
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