お腹の中を温めること

水は加熱すると沸騰し、冷やすと氷(固体)になります。物質は温めると柔らかく活動的になり、冷やすと固くなり静的状態になります。 冷えると放熱しないよう、ぎゅっと組織の結合力が増し、固くなってしまいます。ただし、温め過ぎも問題で、組織が変性し、本来の機能が消失してしまいます。
人体も同様で、筋肉なども夏の温かい状態の方が柔軟性を増し、パフォーマンスが上がります。冬は筋肉も固くなるため、多くのスポーツはオフシーズンとなります。肩こり、ぎっくり腰などの怪我も増えます。

  • 冷える
  • 固い
  • 血流低下
  • 温かい
  • 柔らかい
  • 血流良好

どちらの状態がいいでしょうか?皮膚や筋肉だけでなく、お腹の中も同様です。卵巣も子宮も、温かい状態と冷たい状態、どちらがいいでしょう?
血流良好な方が、酸素や栄養も行き渡り、卵胞も育ち、質の良い卵が排卵しやすいでしょう。子宮内膜も生成しやすく、温かくて弾力のあるお布団のような状態を作れるでしょう。そして、その方が着床もしやすいでしょう。助産師の白濱先生は 子宮は卵のお布団のような存在だとも仰います。温かくて柔らかいお布団で眠ると気持ち良いように、子宮内膜もそのような状態になるのが理想だとおっしゃいます。
そのために必要なことは何でしょう?みなさん「冷えるから温める」と言って外から温めますが、それだけでは不十分です。体の中を温めないといけません。外から温めた熱のエネルギーは深部まで到達しません。食生活や生活習慣を改善し、中から熱を発生させる必要があります。あるいは、深部まで到達するレーザーなどの光のエネルギーによって、内部の臓器を活性化して熱を発生させる必要があります。
Resetでは、施術だけでなく、だれでもできるような食生活・生活習慣を意識してもらい、そのための指導もしていきます。不妊治療の第一歩として、自分でも生活習慣等の改善も意識してもらいます 。とはいえ、誰でもできる内容に絞っていますので、心配しなくても大丈夫です。一緒に歩んでいきましょう!